スタンフォード式『最高の睡眠』を読んで。
みなさんこんにちは日常です。
最近
睡眠不足や寝起きが悪い朝を迎えることもあり、なかなかいい睡眠が取れてないなと実感する機会が増えてきました。本屋で以前から目にしてはいたものの手に取ることのなかった
スタンフォード式 最高の睡眠
という本を買ったので
今回はそれを読んで自分が吸収したことについて自分なりに説明できたらなと思います。
僕はこの本は大きく四つの項目で成り立っていると考えました。
一つ目は睡眠の正しい知識というものをしり、基礎を身に付けることで睡眠法を根本から理解すると共に、日常生活で耳にする睡眠に関する情報が正しいか否かを見分けられるようにする『知識』
二つ目は睡眠はどのような役割を持っているかを知ることで睡眠の重要性を知る『睡眠とは』
三つ目は最高の睡眠を得るための睡眠方法が述べられている『睡眠法』
四つ目は最高の睡眠を得るためには最高の覚醒が必要であり、その最高の覚醒を得るための『覚醒法』
この本を読むことで睡眠についてマスターできることが項目を見ただけでもわかると思います。
ではそれぞれについて自分が実践できそうな方法を厳選しながら紹介していきたいと思います。
”知識”
この本には色々僕が知らない情報が埋め込まれていて例えば
睡眠不足は「睡眠負債」とも呼ばれ、脳に悪いと共に単純に不足時間ぶんの睡眠をしたとしてもその分は取り戻せないこと。
ショートスリーパーは遺伝であり、基本的に睡眠時間が短くても『リバウンドスリープ』がない特殊な人たちのみなので自分から睡眠時間を短くするのは不可能であるし寿命を削るだけであるということ。
寝すぎるだけではちゃんとした睡眠は取れているとは関わらずそして寿命も短くなる可能性が大きいということ。
あとこれは皆さんご存知かもしれませんが
睡眠には大きく2種類あり
一つ目はレム睡眠といい脳は起きているが体が寝ている睡眠のこと。二つ目がノンレム睡眠といい脳も体も寝ている睡眠のことです。
どちらにもそれぞれ役割があるのですがそれはまた後ほど説明しようかと思います。
最終的に僕がこれらの知識を読んでて共通して感じたことは
「認知行動療法」が睡眠でも求められているということ
認知行動療法とは
1.正しい知識を得て理解を深める
2.翌日のためにそれらの知識を活かして行動する
といったメソッドです。
睡眠を確保することで現代多く人たちが悩まされている不眠症やうつ病、ナルコレプシー病などを未然に防ぎ、命の危険を引き起こす可能性のある因子を極限まで少なくすることができると思いました。
なおかつこれらの正しい知識を踏まえた上で質の高い睡眠を取れれば
「6時間睡眠なのに頭がスッキリしている人」
「8時間も睡眠したのになんだかまだ眠い人」
でいう前者の人になれるんです!
”睡眠の役割”
皆さんは一日7時間寝ているとして人生の三分の一は寝ていることになります。
なぜ人間はそんなに寝るのか?ということについて考えたことはありますか?
7時間も寝る必要ないだろ!というそこのあなたまだまだです。
睡眠はちゃんとある時間確保することによって色々な役割を果たしていますし、それがかけていると今後に多大な影響を与えます。
目の前の欲望に負けて睡眠時間を削るその判断果たしてあっているのでしょうか?
まず睡眠の役割は大きく分けて四つ
まあ一つ目は皆さんもお分かりの通り『休息』
体が休められるとともに自律神経も副交感神経が優位つまりリラックスモードになって休まります。ただこれもちゃんとした睡眠が取れないとうまくリラックスモードに入れず交感神経が優位という活動モードのままになっているため休まった気がしないと感じがせず、、、
そして自律神経のバランスが悪くなるとどんどん体調不良や免疫力低下につながっていきます。
二つめはこれまた大事『記憶』
レム睡眠とノンレム睡眠のどちらも記憶の定着に関わっていて、勉強ばっかしてあんまり寝ていないそこの君!ちゃんと寝て記憶を定着させた方がいいですよ〜
具体的に言えばレム睡眠はエピソード記憶を定着させてノンレム睡眠は体で覚えた無意識な記憶を定着させます。
『ホルモンバランスの調整』が三つ目なわけですがこれだけ言われても
「まあホルモンバランスくらいはいいんじゃね?」とか考えがちですが…
グロースホルモンという成長ホルモンは最初に深いノンレム睡眠を得られた時やちゃんと睡眠時間を取っている場合にだけ分泌されます。
なので寝ないと背は大きくなりません!!
(寝たら伸びるとは断言できませんが)
最後は『脳の老廃物をとる』です
脳の老廃物と言われてもピンと来ないかもしれませんが、脳だってあれだけ一日で働いているのです。老廃物が出てもおかしくはありません。
脳は普通、脳脊髄液という保護液に使っているわけだがその液体に老廃物が溜まっていく。1日に数回ほど入れ替わりその時に一緒に老廃物も取り除かれるわけだが睡眠を制限すると脳がその分働きその入れ替えが間に合わなくなる。
するとどうだろうこういう人たちは将来アルツハイマーになりやすい。
これらを見ると睡眠にはメリットしかないように見える…
だが実際メリットしかないんですよ。
ちゃんとした睡眠を取れば日中のパフォーマンスは圧倒的に向上することが科学的にも証明されているし、日中に眠くなることもなくなり授業にも集中できる。おそらくちゃんと睡眠をとることによって何かを犠牲にした場合その犠牲以上のメリットは必ずついてくるということだ。
もうこれはちゃんと睡眠をとるしかない。
ではどうやったらちゃんとした睡眠が得られるのか?
それは是非とも
スタンフォード式『最高の睡眠』にて確認してほしい。
(了)